四十肩、五十肩や肩を痛めて以来、肩が上がりにくいのは肩の筋肉が落ちてしまった、もしくは関節が硬くなったのが原因です。
特にインナーマッスルといわれる棘上筋を痛めてしまいます。
肩関節というと上腕骨と鎖骨が思い浮かぶと思います。
実際は鎖骨、肩甲骨、肋骨も関係します。
つまり5つの骨が連動して動かないと肩をうごかしにくくなります。
肩や腕がビリビリする、ジーンとして感覚が鈍い、握力が入りにくいなどしびれに関する問題は
①神経がヘルニアや骨で圧迫されている
②血管が筋肉に締め付けられ血液の流れが悪くなる
②に対して首、肩、上腕、背中(肩甲骨回り)の筋肉を柔らかくして血液の通り道を作ってあげます。
特に首の前部、腕の付け根は血管が圧迫されやすい場所なので意識して筋肉を伸ばします。
肩こりは首、肩、背中に広がっている僧帽筋、肩甲骨から首に繋がっている肩甲挙筋が硬くなることが原因です。
ここで筋肉が硬くなる、という現象について説明します。
①使い過ぎによる疲労、冷えなどで血液の流れが悪くなり筋肉が縮こまる「硬さ」
②猫背姿勢によって筋肉がピーンと張っている、ギターの弦のように伸ばされた状態の「硬さ」
③ストレスで自律神経が緊張して筋肉を緊張させる「硬さ」
肩こりを解消させる最強の方法は、
Ⅰ.血液循環をよくする
Ⅱ.姿勢の改善
Ⅲ.ストレスの軽減
―――です。
動かす、伸ばす(ストレッチ)はⅠ~Ⅲをすべて補ってくれます。